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Column / 給与・待遇

2026年8月13日

葬儀業界の給与相場|職種別の違いを徹底比較

電卓とノート、ペンが置かれたデスク。葬儀業界の給与相場|職種別の違いを徹底比較

葬儀業界への転職を考えるとき、気になるのが給与です。ただ、「葬儀業界の給料」とひとくくりに調べても、実際の相場感はつかみにくいかもしれません。

葬祭ディレクター、納棺師、葬祭プランナー、営業・事務など、職種によって給与の構成や相場は異なります。同じ「葬祭プランナー」という名称でも、会社によって基本給と手当の内訳が違うこともあります。

この記事では、公的な統計データと求人情報の傾向をもとに、職種別の給与相場と、給与を左右する要素を解説します。

この記事で分かること

  • 職種別の給与相場の目安
  • 給与に含まれる手当の種類(夜間対応手当、資格手当など)
  • 給与を左右する要素(経験、資格、会社規模、地域)
  • 求人票で給与を確認するときに見落としやすいポイント

葬儀業界の給与の考え方

葬儀業界の給与は、基本給に加えて、資格手当、夜間対応手当、宿直手当などが組み合わさって構成されることが多いです。同じ「月給25万円」でも、固定残業代を含むかどうかで実質的な条件は変わります。

会社の規模、地域、経験年数、資格の有無によっても差が出ます。ここで紹介する数値は、あくまで目安として捉えてください。

職種別の給与相場

葬祭ディレクター

※「葬祭ディレクター」は厚生労働省が認定する技能審査の名称ですが、ここでは職業情報提供サイト「job tag」上の職業名として扱います。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく)によると、葬祭ディレクターの平均年収は402.7万円、平均年齢は43.4歳です。ハローワークの求人統計(令和6年度)では、求人賃金の平均は23.4万円、有効求人倍率は6.46倍となっています。

項目 数値 出典
平均年収 402.7万円 job tag(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく)
平均年齢 43.4歳 同上
求人賃金(月額) 23.4万円 ハローワーク統計(令和6年度)
有効求人倍率 6.46倍 同上

有効求人倍率が高いのは、人材の需要に対して応募が少ない状態を示しています。

納棺師

納棺師には、葬祭ディレクターのような単独の公的統計がありません。そのため、実際の求人情報から相場感をつかむのが現実的です。

2026年時点の求人情報では、未経験者の初任給が月給19万円〜21万円程度、経験を積んだ方で月給20万円〜25万円程度という例が多く見られます。会社によっては、月給26万円以上に加えて賞与が年2〜3回支給される求人もあります。

葬祭プランナー

「葬祭プランナー」は企業ごとに使われる職種名のため、公的な統計が単独では存在しません。担当業務が葬祭ディレクターに近いことが多く、給与水準も同程度になる傾向があります。葬祭ディレクター技能審査を取得すると、資格手当が加算される会社もあります。

営業・事務・管理職

葬儀業界特有の統計は少なく、他業種の同職種と近い水準になることが多いです。ただし、葬儀業界の営業・事務は、法人・施設との関係づくりや、ご家族対応など、業界特有の知識が求められる場面もあります。

「有効求人倍率が高い」は「稼ぎやすい」と同じ意味ではありません 需要が高いことと、実際に受け取れる給与が高いことは、必ずしも一致しません。求人票の額面だけでなく、手当の内訳や昇給の仕組みまで確認することが大切です。

給与に影響する要素

要素 影響の傾向
経験年数 実務経験が長いほど給与が上がりやすい
資格の有無 葬祭ディレクター技能審査などの資格で手当が加算される場合がある
勤務形態 夜間対応・宿直の有無で手当が変わる
会社の規模・エリア 大手・都市部は給与水準が高くなる傾向がある

給与確認で見落としやすい点

  • 基本給と、資格手当・夜間対応手当などの内訳
  • 固定残業代が含まれているか、その時間数
  • 昇給・賞与の実績(毎年あるか、業績による変動があるか)
  • 資格取得を支援する制度があるか

「想定年収」という表記がある場合、何を含んだ数字なのかを確認しましょう。

まとめ

葬儀業界の給与は、職種、経験、資格、会社の規模や地域によって差があります。葬祭ディレクターの平均年収には402.7万円(job tag掲載値)という目安がありますが、納棺師や葬祭プランナーは会社ごとの差がより大きくなる傾向があります。

求人票の額面だけでなく、手当の内訳や昇給の仕組みまで確認することが、入社後のミスマッチを減らすポイントです。

職種ごとの仕事内容や働き方については葬儀業界とは|仕事の種類・働き方・将来性を徹底解説、40代・50代からの転職については40代・50代からの転職は可能か|年齢別の実情でも詳しく解説しています。

よくある質問

葬儀業界の給与は他業種と比べて高いですか?

一概には言えません。葬祭ディレクターの平均年収には402.7万円という目安がありますが、資格や経験、会社によって差があります。全業種平均との比較は統計の取り方によって変わるため、個別の求人票で条件を確認することをおすすめします。

未経験でも給与は上がっていきますか?

経験年数や資格取得に応じて昇給する会社が多いです。昇給の仕組みは会社によって異なるため、求人票や面接で確認することをおすすめします。

夜間対応がある場合、給与はどう変わりますか?

夜間対応手当や宿直手当が別途支給される場合があります。手当がない場合や、固定残業代に含まれている場合もあるため、内訳の確認が必要です。

参考資料

  • 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag:葬祭ディレクター」(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく)
  • ハローワーク求人統計(令和6年度)
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