葬祭キャリアサポート by おくりびとアカデミー
← コラム一覧へ戻る
Column / 働き方

2026年8月26日

葬儀業界の仕事に休みはある?シフト・夜勤の実態

カレンダーと時計。葬儀業界の仕事に休みはある?シフト・夜勤の実態

葬儀業界への転職を考えるとき、「休みがちゃんと取れるのか」は気になるところではないでしょうか。「不定期な仕事だから休みにくいのでは」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

葬儀業界はカレンダー通りの週休2日ではないことが多いものの、休みが取れない業界というわけではありません。この記事では、葬祭ディレクターや納棺師など、当番制・夜勤が発生しやすい現場の仕事を中心に、休みが不定期になりやすい理由、日勤・夜勤・残業の実態、そして休みを確保しやすくする会社側の工夫まで、まとめて紹介します。事務・管理職はこの限りではなく、比較的規則的な勤務時間になる傾向があります。また、同じ現場職でも、葬儀会館に所属するか、納棺・湯灌の専門会社に所属するかによって、勤務の組まれ方には違いがあります。

この記事で分かること

  • 葬儀業界で休みが不定期になりやすい理由
  • 休みの決まり方の傾向(シフト制・友引との関係)
  • 日勤・夜勤・残業それぞれの実態
  • 友引・年末年始と業務量の関係
  • 休みを確保しやすくする会社側の工夫

休みが不定期になりやすい理由

葬儀は、いつ依頼が入るか事前に予測できません。多くの葬儀社では当番制・待機制を組み、24時間365日いつ連絡が入っても対応できる体制を取っています。

土日祝日は葬儀が入りやすい傾向があるため、カレンダー通りに休むというより、平日を中心に休みを確保するシフト制が一般的です。連休をまとめて取るというより、休みを小分けにして取る働き方になりやすい傾向もあります。

休みの決まり方の傾向

休日の日数や取り方は会社によって差があります。シフト制のもとで事前に希望を出せば休みを調整でき、繁忙期を避けて有給休暇を取り、旅行などに充てるスタッフもいます。

月あたりの休日は会社によって差があり、月5日程度のところもあれば、8〜10日程度確保しているところもあります。正確な休日数は、求人票や面接で確認しておくと安心です。

友引(ともびき)の日を定休日にしたり、スタッフの休日に充てたりする会社があるのも、この業界特有の慣習です。友引に葬儀を避ける考え方が広く定着しているため、比較的落ち着くタイミングとして休みに充てやすい、という理由からです。

日勤・夜勤・残業の実態

日勤は、午前9時から午後5時ごろまでを基本とする例が一般的で、打ち合わせや式の進行、事務対応などを担当します。夜勤は社員が当番制で担当し、依頼が入っていない時間帯は仮眠を取りながら待機する形が一般的で、近年は事業所での待機ではなく自宅待機の形を取る会社も増えています。夜勤には別途手当が支給されることが多くなっています。

この当番制・夜間待機の色合いは、葬儀会館に所属する葬祭ディレクターなどでより強く出やすい傾向です。納棺・湯灌を専門に担う会社に所属する場合は、日中に決まった件数の依頼先を訪問する、予約に近い形のシフトが組まれることもあります。所属先によって働き方の組まれ方が変わる部分なので、どちらの形に近いかは応募先に確認しておくと安心です。

残業については、ご遺族の都合やその日の進行状況に合わせて対応する仕事の性質上、予定していた時間を超えて準備や後片付けが続くことがあります。すべての日で残業が発生するわけではありませんが、遺族対応や式の進行が長引いた場合には、勤務時間外の対応が必要になる場面もあります。

当番の頻度や待機の形式(事業所待機か自宅待機か)、残業の実際の頻度は会社によって差が大きい部分なので、面接などで具体的に確認しておきたいポイントです。

友引・年末年始と業務量の関係

友引や年末年始は、火葬場自体が休業日にしていることが多い時期です。自治体が運営する火葬場では、年末年始に休業日を設けているところが多く見られます。たとえば岡山市の市営斎場では、年によって多少前後するものの、12月29日や大晦日・三が日を休場日とする例があります(2026年時点の掲載情報)。

この時期は、休業期間そのものは表立った対応が落ち着く一方で、休み明けには日程が集中し、火葬場が混み合いやすくなります。休業期間とその前後とで、業務の波が生まれやすい時期といえます。

休みを確保する工夫

人手不足への対応として、コールセンターを導入して夜間対応を外部に任せたり、夜間専任のスタッフを別に置いたりする会社が増えています。分業化によって、特定のスタッフに対応が集中しない仕組みづくりが進んでいる、という傾向です。

こうした工夫が進む一方で、休みの取り方が不規則になりやすいのも実際のところです。それでも、ご遺族の力になれた実感を得やすい仕事でもあり、勤務の不規則さとやりがいをどう両立させるかは捉え方に個人差がある部分です。実際に働く前に、休日の制度面だけでなく、当番の頻度や体制づくりへの会社の姿勢まで確認しておくと、入社後のギャップを減らしやすくなります。

葬儀業界の仕事内容そのものについては、葬儀業界とは|仕事の種類・働き方・将来性を徹底解説、給与の相場については、葬儀業界の給与相場|職種別の違いを徹底比較もあわせてご覧ください。

まとめ

葬儀業界は、依頼のタイミングが読めない仕事であるため、カレンダー通りの休みは取りにくい業界です。ただし、まったく休めないわけではなく、平日中心・分散型の休み方や、友引を休みに充てる慣習、夜勤の負担を分散させる工夫など、業界なりの対応があります。

休日・勤務体制の実際の内容は会社によって差が大きい部分です。求人票の「週休2日制」といった表記だけでなく、当番の頻度や夜勤の形式まで確認することをおすすめします。

よくある質問

葬儀業界は週休2日ではないのですか?

会社によります。シフト制で規定の休日数を確保する会社が多く、カレンダー通りの土日休みではないケースが目立ちます。求人票で休日制度の内訳を確認することをおすすめします。

夜勤はどのくらいの頻度でありますか?

会社によって差があります。社員が当番制で担当し、依頼がなければ待機というスタイルが一般的ですが、当番の頻度や待機の形式(事業所か自宅か)は求人票だけでは分かりにくいため、面接などで確認するとよいでしょう。

友引はなぜ休みになりやすいのですか?

友引に葬儀を避ける考え方が広く定着しており、この日を定休日やスタッフの休日に充てる会社があるためです。

年末年始は休みやすいのですか?

一概には言えません。火葬場自体が休業することが多い時期ですが、休み明けは日程が集中して混み合う傾向もあります。夏季・年末年始に短期の休暇を設けている会社もあります。

参考資料

← コラム一覧に戻る

少しでも気になったら、
お話を聞かせてください。

登録・ご相談はすべて無料です。
すぐの転職を決めていなくても大丈夫です。

簡単 無料相談する

※入力は3分・無理な連絡は一切しません

無料で相談する