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Column / 働き方

2026年9月16日

葬儀社の営業・事務の仕事内容|未経験から管理職までのキャリアパス

葬儀社の営業・事務の仕事内容|未経験から管理職までのキャリアパス

葬儀業界と聞くと、葬祭プランナーや納棺師のように、ご遺族やご遺体に直接向き合う仕事をイメージする方が多いかもしれません。

ですが葬儀社には、営業や事務のように、現場を後方から支える仕事もあります。この記事では、営業・事務それぞれの仕事内容と、そこから管理職を目指す場合のキャリアパスについて紹介します。

この記事で分かること

  • 営業職の具体的な仕事内容
  • 事務職(バックオフィス)が担う業務の幅
  • 営業・事務や現場の経験を積んだ先にある、管理職というキャリアの選択肢
  • 未経験からこれらの仕事を目指せるか

現場に立つ仕事と、後方から支える仕事の比較。現場に立つ仕事:棺、式次第。後方から支える仕事:領収書、電卓。※会社によって役割分担は異なります

営業の仕事内容

会社によって営業の形はさまざまですが、代表的なものの一つが「互助会」の会員募集です。互助会とは、葬儀や結婚式の費用をあらかじめ積み立てておく仕組みで、営業スタッフはこの制度をお客様に案内し、加入をサポートする役割を担います。

このほか、病院や介護施設、地域の団体と関係を築き、いざというときに自社を選んでもらえるようにする、法人向けの営業活動を行う会社もあるようです。葬祭プランナーのように依頼が入ってから動く仕事とは違い、営業職は依頼が発生する前の段階から関係づくりを行う仕事だといえます。

事務(バックオフィス)の仕事内容

事務職は、葬儀の現場そのものよりも、会社を支える裏方の業務を担います。具体的には、伝票処理や経理業務、供花・返礼品などの発注先とのやり取り、電話でのお問い合わせ対応、来館されたお客様の対応などが含まれます。

会社によっては、死亡届の提出代行や火葬許可書の手続きといった、葬儀に関わる事務手続きの代行を担うこともあります。デスクワークだけでなく、電話や窓口での接客が発生する場面も多いようです。

飲食・接客・介護など、人と接する仕事の経験がある方が、事務職として活躍しているケースもあるとされています。

その先にある、管理職というキャリア

営業や事務、あるいは葬祭プランナーのような現場を経験した先には、管理職というキャリアの選択肢もあります。管理職は独立した職種というより、それぞれの仕事の延長線上にあるキャリアの到達点の一つだといえます。

未経験から管理職までのキャリアパス。応募時:資格不問→営業・事務・現場で経験を積む→管理職。※進み方や年数は会社によって異なります

葬儀業界の多くの会社では、この管理職の育成が課題になっているという指摘があります。理由の一つは、現場での経験を通じて仕事を覚えるOJT(現場型教育)が、教育の中心になっていることです。プレーヤーとして実績を積んだ方が管理職に選ばれる一方で、管理職として何をすべきかを学ぶ機会自体は少ないのが実情のようです。

こうした課題を受けて、経営理念の共有や研修制度の整備など、管理職を育てる仕組みづくりに取り組み始めている会社もあります。配属されたばかりの管理職が孤立しないよう、会社としてのサポート体制がどの程度あるかは、会社によって差が出やすいポイントかもしれません。

私たちが運営する「おくりびとアカデミー」も、もともと同じ問題意識から生まれた教育機関です。納棺師の技術はこれまで現場での叩き上げで学ぶのが業界の通例でしたが、人生の終焉に携わる一度きりの場だからこそ、体系的に学べる場が必要だという考えのもとに創立されました。管理職の育成についても、同じように「経験だけに頼らない仕組みづくり」が広がっていくといいと考えています。

未経験からでも目指せるのか

営業・事務のどちらも、葬儀業界特有の資格や学歴は求められないことが多く、未経験・異業種からの応募を受け付けている求人が多く見られます。

管理職については、多くの会社で現場からの叩き上げが基本のため、まずは営業や事務、あるいは葬祭プランナーとして経験を積んでから管理職を目指す、という流れが一般的なようです。入社してすぐに管理職を目指せるかどうかは、会社によって差があります。

体力面やご遺体への対応に不安がある方にとって、営業・事務という選択肢があることも、業界への関わり方の一つとして知っておいて損はないかもしれません。

まとめ

葬儀業界には、葬祭プランナーや納棺師のように現場に立つ仕事だけでなく、営業や事務のように後方から支える仕事もあります。そして、営業・事務や現場での経験を積んだ先には、管理職というキャリアの選択肢も見えてきます。そこに至るまでの道のりは会社によって差がありますが、まずは営業・事務・現場のいずれかで経験を積むところから始まるケースが多いようです。

現場に立つ仕事の種類については葬儀業界とは|職種・仕事内容・働き方をわかりやすく解説でも詳しく解説しています。

よくある質問

営業と葬祭プランナーは何が違うのですか?

会社によって呼び方や役割分担は異なりますが、一般的には、葬祭プランナーは依頼が入ってから式の企画・進行を担当し、営業は依頼が発生する前の段階で会員募集や関係づくりを行う、という違いがあるようです。

事務職から他の職種へのキャリアチェンジはできますか?

会社によります。まずは事務としてバックオフィス業務を経験し、そこから葬祭プランナー等の現場職へ移る例もあるとされていますが、制度化されているかどうかは会社ごとに確認が必要です。

未経験でも管理職を目指せますか?

多くの会社では、現場や営業・事務としての実務経験を積んだうえで管理職に登用される流れが一般的なようです。入社直後から管理職を目指せるかどうかは、会社や求人によって異なります。

参考資料

  • 株式会社くらしの友 新卒採用ページ(互助会営業の業務説明)
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