2026年8月26日
未経験・異業種から葬儀業界に転職する方法|準備すべきこと

葬儀業界に興味はあるものの、「未経験でも本当に大丈夫なのか」「何を準備すればいいのか分からない」と感じていませんか。
この記事では、未経験・異業種から葬儀業界へ転職する際に、資格の要不要、志望動機の考え方、面接で見られやすいポイントまで、準備の進め方をまとめて紹介します。
この記事で分かること
- 葬儀業界への転職に資格が必要かどうか
- 志望動機を考えるときに押さえておきたい3つの要素
- 面接でよく聞かれること・見られやすいポイント
- 転職準備の進め方
資格は必須ではない
葬儀業界の仕事は、専門的な資格がなければ就けないものではありません。多くの求人が未経験者を受け入れており、必要な知識・技術は入社後の研修や実務の中で身につけていく形が一般的です。
厚生労働省が認定する「葬祭ディレクター」という技能審査はありますが、これも就業のために必須の資格ではありません。むしろ受験資格として実務経験(2級は2年以上、1級は5年以上)が求められるため、入社後にある程度経験を積んでから挑戦する資格だと捉えておくとよいでしょう。採用の場面では、資格の有無よりも、人柄や誠実さ、学ぶ姿勢が重視される傾向にあります。
入社後に目指せる資格もある
応募段階で資格は不要ですが、入社後のキャリアの幅を広げる資格はいくつかあります。代表的なものが、ご遺族の心のケアを学ぶ「グリーフケアアドバイザー」で、医療資格がなくても取得を目指せ、会社によっては資格取得を勧めているケースもあります。
ご遺体の保全・修復を専門とする「エンバーマー」のように、より専門性の高い資格を目指す道もありますが、こちらは養成校での学習が必要になるため、まずは現場で働きながら自分に合った方向性を見極める、という進め方でも遅くはありません。
いずれも、入社前に取っておくべき必須の準備ではなく、働き始めた後にキャリアの選択肢として検討するもの、と捉えておくとよいでしょう。

志望動機で押さえたいこと
志望動機を考えるときに、「他の方はどんなきっかけでこの業界を選んでいるのか」を知っておくと、自分の言葉が見つけやすくなります。私たちの母体である「おくりびとアカデミー」の卒業生を見ても、きっかけは実にさまざまです。
親族の葬儀で納棺の仕事に触れ、感銘を受けて志した方。介護職や歯科技工士、美容師として、決まった作業に向き合う仕事から、“誰かに寄り添う仕事”への転換を求めていた方。「納棺士」という職業自体をネット検索で初めて知り、興味を持った方。きっかけは特別なものでなくても構いません。
こうした背景を踏まえて、志望動機を考えるときは、次の3つの要素を意識すると内容がまとまりやすくなります。
- なぜ葬儀業界という業種を選んだのか(誰かの役に立ちたい、感謝される場面に立ち会いたい、といった動機)
- なぜその会社を選んだのか(地域密着の姿勢や、教育体制への共感など)
- これまでの経験の中で活かせる強みは何か(接客経験、コミュニケーション能力など、前職の経験と結びつけて伝える)
前職の経験を無理に葬儀業界に結びつける必要はありません。誰かに寄り添った経験、丁寧に対応した経験があれば、それをそのまま伝えることが説得力につながります。

面接で見られやすいポイント
面接では、礼儀正しさや落ち着いた振る舞いが重視される傾向にあります。服装は黒系のスーツで、清潔感のある身だしなみを意識しておくと安心です。
質問としては、不規則な勤務時間や当番・夜勤への対応可否、これまでの接客経験、長く働き続けたいという意思の有無などが聞かれやすい傾向にあります。事前に、自分なりの答えを整理しておくとよいでしょう。
転職準備の進め方
準備を進める際は、葬儀業界に詳しい転職エージェントや求人サイトを活用すると、業界特有の事情を踏まえた情報を得やすくなります。履歴書・職務経歴書には、転職理由や志望動機に加えて、前職で培った強みを具体的に記載しておくと伝わりやすくなります。
会社説明会や職場見学の機会があれば、実際に足を運んでみることもおすすめです。仕事の具体的なイメージを持てた状態で選考に臨めると、話す内容にも自然と説得力が出てきます。
葬儀業界の給与相場については、葬儀業界の給与相場|職種別の違いを徹底比較もあわせてご覧ください。
まとめ
葬儀業界への転職に、特別な資格は必須ではありません。志望動機は「なぜこの業界か」「なぜこの会社か」「何を活かせるか」の3点を軸に整理し、面接では礼儀正しさと学ぶ姿勢を意識することが、準備の基本になります。
よくある質問
資格がなくても応募できますか?
はい。多くの求人が未経験者を受け入れており、資格は必須ではありません。人柄や学ぶ姿勢が重視される傾向にあります。
前職の経験は関係ありますか?
前職の業種を問わず、誰かに寄り添った経験や丁寧に対応した経験があれば、それが強みとして伝わります。
面接ではどんな服装がよいですか?
黒系のスーツで、清潔感のある身だしなみを意識するとよいでしょう。
