2026年10月14日
葬儀の種類を知る|形式の違いと、宗派・地域による違い

葬儀には、家族葬や一般葬といった種類があります。さらに、宗派や地域によっても、式の進め方や呼び方が違います。
この記事は、葬儀の仕事に関心がある方に向けて、葬儀の主な種類と、宗派や地域による違いを、基礎知識として紹介します。仕事との関わりも、あわせて簡単にまとめました。
この記事で分かること
- 一般葬・家族葬・一日葬・直葬(火葬式)の違い
- 仏式・神式・キリスト教式・無宗教葬といった、宗派による違い
- 地域による違いの例と、葬儀の仕事との関わり
葬儀の主な種類
葬儀の形は、通夜や告別式を行うかどうかや、参列する方の範囲などで分かれます。たとえば、通夜を行わない形、火葬だけでお見送りする形、参列する方を限る形があります。呼び方や、含まれる式の内容は、地域や葬儀社によって少しずつ違うことがあります。
一般葬
親族のほかに、ご友人や職場の方、ご近所や地域の方など、幅広い方が参列する形です。通夜から葬儀・告別式、火葬までを行う形が多く見られます。
家族葬
ご家族やご親族、ごく親しい方など、限られた方で行う形です。通夜や告別式を行う形が多く、一般葬と大きく違うのは、参列する方の範囲です。
一日葬
通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う形です。
直葬(火葬式)
通夜や告別式のほか、読経などの宗教的な儀式も行わず、火葬だけでお見送りする形です。
宗派による違い
葬儀は、宗教や宗派によって、式の名前や作法が違います。主な形式には、次のようなものがあります。
仏式
仏教にもとづく形で、日本の葬儀では、仏式が多く見られます。先祖代々お世話になっているお寺(菩提寺)がある場合は、そのお寺の住職や、同じ宗派の作法に合わせて行うことが多いです。お経をあげてもらう僧侶は、菩提寺の住職にお願いするほか、菩提寺がない場合は、葬儀社の紹介などで手配することもあります。
神式
神道にもとづく形です。通夜にあたる儀式は「通夜祭」と呼ばれます。お別れの作法として、焼香の代わりに、玉串(榊の小枝)を神前に供える「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行います。
キリスト教式
キリスト教にもとづく形です。通夜にあたる儀式は、宗派によって「通夜の祈り」「前夜式」などと呼ばれます。お別れは、花を供える献花で行うことが広く見られます。カトリックとプロテスタントでは、式の名前や進め方が異なることがあります。
無宗教葬
特定の宗教の作法によらない形です。焼香などの代わりに、花を供えたり、音楽を流したりして、故人を偲ぶ例があります。決まった形式がないため、内容を自由に組み立てる例もあります。
地域による違い
葬儀の習慣は、地域によっても違います。たとえば火葬の順序です。多くは、葬儀・告別式を終えてから火葬を行いますが、地域によっては、先に火葬を済ませ、ご遺骨を前にして葬儀・告別式を行う形もあります。この形は、北海道や東北の一部などで見られます。このほかにも、地域によって、式の順序や習慣が違うことがあります。
同じ「葬儀」でも、種類、宗派、地域が重なって、進め方や順序が決まります。
葬儀の仕事との関わり
葬儀の仕事では、こうした種類や宗派、地域の違いに合わせて、準備や進め方を整えます。働く会社が、どんな形の葬儀を多く扱っているかによっても、仕事の中心は変わることがあります。
入社前に、すべてを知っている必要はありません。現場で先輩に教わりながら、少しずつ学んでいく会社が多いです。
まとめ
葬儀には、一般葬、家族葬、一日葬、直葬(火葬式)といった種類があり、仏式、神式、キリスト教式、無宗教葬といった宗派による違いや、地域による違いもあります。葬儀の仕事では、こうした違いに合わせて、準備や進め方を整えます。
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